【SOBER+】半世紀にわたる果汁キャリアからの華麗なるピボット【辻 龍一】

最終更新: 7月15日




今回は、SOBER+の開発から販促までを担当する辻龍一さん(物産フードマテリアル株式会社)に、企画の発端から開発、販促、今後の展開についてお話をうかがいました。


辻龍一さんのこれまで

写真:辻龍一氏/物産フードマテリアル株式会社


辻龍一さんは食品開発一筋で経験を積んできました。


15年におよぶ経歴は、コンビニやスーパーでのデザート開発に始まります。元々ケーキ作りが趣味だったこともあり、夜間の製菓学校に通って研鑽を積む熱の入りよう。


その後、業界では珍しくデザートから飲料開発にわたり、飲料メーカーや大手コーヒーチェーンでそのノウハウを学びます。


果汁輸入商の挑戦


そんな辻さんが次なる活躍の場として選んだのが、半世紀以上の果汁輸入の伝統を持ち、大手飲料・酒類メーカーをはじめ、日本中に世界から仕入れた果汁を届ける物産フードマテリアル株式会社。


2016年からは飲食チェーン店に向け、独自のジュースの販売もスタートしており、単なる果汁輸入商という枠からの脱皮を図っています。


そんな果汁市場も、近年では健康意識の高まりを受け、市場が縮小しているという状況で、さらなるピボット(事業展開)の必要に迫られていました。


プロジェクトチームの発足

プロジェクトチームのみなさん

そのような背景の中2019年に誕生したのが、会社で自由な発想で新たなモノづくりを行うチームです 。


自由な裁量権をもって活動できるという面白味もあり、社内で名乗りを上げた辻さんをはじめとした少数精鋭が集まりました。



ソバーキュリアスの風を受け


とはいえ、チーム発足時点ではすでにSOBER+の構想があったというわけではありません。


きっかけとなったのは、チーム内にお酒を飲めないメンバーがいたこと。


2019年当時は、ノンアルコール市場の盛り上がりが次第に明るみになってきていた時期でしたが、市場にあるのはビール風飲料やワイン風飲料などのアルコールをただ抜いただけの機能性ばかりに主眼を置いた商品群でした。


一方で、世界的にはSober Curious(ソバーキュリアス)という「あえて飲まないという選択」のもと、シーンや気持ちに寄り添った自分のための選択肢としての商品が多数出てきてました。


クラフトコーディアルの模索


そのような落とし込みの中で、「自分のために使う時間に寄り添うドリンク」として、自分のその時々の気持ちにピッタリ合う飲み方ができるものとしてRTD(Ready to Drink)飲料ではなく、コーディアル(果汁シロップ)という形に落ち着きました。


そこからクラフトコーディアル開発の模索がスタートします。


昨今の健康志向も取り入れ、果汁以外に糖の添加はなく、添加物等も一切使用しないことは真っ先に決まり、お酒で感じるような発酵由来の香りや熟成香をノンアルコールでも楽しんでもらえるべく、使用するフルーツに相性の良いボタニカルを選定していきました。


SOBER+とは


こうして出来上がったSOBER+は、日本人になじみのあるリンゴをベースとしたNo.1 Elderflower & AppleとシトラスをベースとしたNo.2 Juniper Berry & Citrusの二種類の商品レンジからスタートしました。


様々なシーンで楽しんでいただきたいという、当初の思いが反映されており、3倍ほどに希釈してソーダやトニックウオーターなどと割っても良し、紅茶などに混ぜて良し、アイスクリームにかけて良し、という多くの飲み方を提案されています。


今後はそれぞれのコーディアルを使ったRTD飲料なども計画しており、今年の夏にもnolkyでお披露目できるかもしれません。


最後に今後のノンアルコール市場について辻さんにうかがいました。


「コロナ禍を経てノンアルコール市場においてもパラダイムシフトが起きているように感じます。ノンアルコールビールやノンアルコールワインといった既存のお酒の枠組みを超えた価値をミレニアム世代を通じ、広く発信していく必要があります。Sober Curiousのトレンドは海外のみならず、国内にも派生しうるものだと考えています。その際にSOBER+が手に取って楽しんでもらえる商品になれば幸いです。」


華麗なステップを踏み、事業ピボットを行う人々への思いを肴に楽しんでください。


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