飲み会の割り勘、飲まない人はいくら損しているのか?
- 27 分前
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「飲み会の割り勘、飲まない人がかわいそう」「お酒を飲まないなら参加しなければいい」──こういった議論はSNSで定期的に話題になります。
飲める人と飲めない人が同じ金額を払う割り勘に、違和感を覚えたことのある人は少なくないはずです。
感覚的には「損している」と思っても、実際にどのくらい差があるのかを数字で見た人は少ないと思います。この記事では、実際の居酒屋メニューのデータをもとに試算してみます。

実際にどのくらい差があるのか
大手居酒屋チェーン6社のドリンクメニューをもとに、単品価格の平均を算出しました。
アルコール(生ビール):平均約523円
ノンアルコールビール:平均約451円
ソフトドリンク:平均約388円
次に、ぐるなびが2014〜2023年の10年間にわたって実施した飲料トレンド調査(20〜69歳男女対象)によると、飲酒を伴う外食1回あたりの平均注文杯数はアルコールが約3杯、ノンアルコールドリンクとソフトドリンクはそれぞれ約1.5杯という結果が出ています。
この2つのデータを組み合わせて試算すると以下になります。
アルコールを飲む人:3杯 × 523円 = 約1,570円
ノンアルコールビールを飲む人:1.5杯 × 451円 = 約680円
ソフトドリンクのみの人:1.5杯 × 388円 = 約580円
アルコールを飲む人とソフトドリンクのみの人では、ドリンク代だけで約1,000円の差が生まれる計算になります。
具体的に計算してみます。4人で飲み会をして3人が飲み、1人が飲まない場合、4人のドリンク代合計は約5,290円(飲む人1,570円×3人+飲まない人580円×1人)になります。これを4等分すると一人あたり約1,320円です。飲まない人の実費は580円なので、割り勘によって約740円を余分に支払う計算になります。
飲み放題コースの場合はさらに差が顕著になります。
たとえばアルコール付き飲み放題が3,000円、ソフトドリンクのみの飲み放題が2,300円のお店では、700円の差があります。
ただし多くのチェーンでは飲み放題は全員同じコースを注文するルールのため、飲めない人もアルコール付きの価格を払わざるをえないケースがあります。飲み放題は飲める人ほど恩恵を受ける設計になっています。
「損得」だけじゃない問題がある
金額の問題は試算できますが、飲めない人が感じる気まずさはお金だけの問題ではありません。
「割り勘が不公平」と言い出しにくい空気、ソフトドリンクを頼むたびに「飲まないの?」と聞かれる煩わしさ、アルコール前提のテンションについていけない感覚。
こういった心理的なコストは数字に表れません。
ぐるなびの調査では、飲酒を伴う外食でアルコールを「まったく飲まない」人が2019年から2023年の間に約2倍近くに増えています。飲まない人の存在は、もはや例外ではありません。
なぜこの問題が繰り返されるのか
割り勘問題が何度も議論になりながら解決しないのは、悪意があるからではなく、「飲む人が多数派の場では、飲まない人の感覚が想像されにくい」という構造的な問題があるからです。
飲める人は飲めない人の体験を実感として知らない。飲めない人は言い出しにくい。その非対称性が問題を繰り返させています。
場を変えるための小さな一歩
完璧な解決策は簡単には出ません。
ただ、幹事が一言添えるだけで変わることはあります。
「ドリンクは飲んだ分で計算しよう」「飲まない人は別会計にしよう」という提案は、飲めない人が言い出せないことを先取りしてくれます。
またノンアルコール飲料の選択肢が充実している店を選ぶことも、飲めない人の居心地を大きく変えます。
ノンアルコールビールやノンアルコールカクテルがあれば、飲めない人も「何を飲もうかな」と選ぶ楽しさが生まれ、場への参加感が変わります。
☞ノンアルコール飲料を探す:https://www.no-lky.com/visitors-page
参考資料




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