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【徹底比較】ノンアル図鑑から見るノンアルコールスピリッツ【2026年版】

  • 2021年2月20日
  • 読了時間: 10分

更新日:3月27日


  ~もくじ~  


ノンアルコールとは?
【徹底比較】ノンアル図鑑から見るノンアルコールビール【2026年版】②

そもそもノンアルコールとはなんなんでしょう?


国税庁では下記のように定義しています。


酒税法において酒類とは、アルコール分1度以上の飲料(飲用に供し得る程度まで水等を混和してそのアルコール分を薄めて1度以上の飲料とすることができるものや水等で溶解してアルコール分1度以上の飲料とすることができる粉末状のものを含みます。)をいいます。


この定義に則れば、ノンアルコールとはアルコール度数1%未満の飲料のことを指すことになります。



お酒のような飲用シーン・満足感を想定して造られたアルコール度数1%未満のドリンク


というように定義されています。


お酒を念頭に置いた商品であることがジュースやソフトドリンクとの一番の違いということになります。


ノンアルコールスピリッツとは?
【徹底比較】ノンアル図鑑から見るノンアルコールビール【2026年版】③

ノンアルコールの定義に基づくとノンアルコールスピリッツは、


「スピリッツのような飲用シーン・満足感を想定して造られたアルコール度数1%未満のドリンク


となります。


スピリッツとは蒸留酒の総称で、ジン・ウィスキー・ラム・テキーラなどが代表的です。


醸造酒(ビール・ワイン)とは異なり、蒸留によってアルコール度数を高める工程でボタニカルや原料由来の香気成分が凝縮されるため、少量でも複雑な香りと飲み応えが生まれます。


ノンアルコールスピリッツに求められるのは、この「香りの複雑さ」と「飲み応え」をアルコールなしでどう再現するか、という点です。カクテルのベースやソーダ割りとして使われることが多く、ビールやワインとは異なる飲まれ方をする点も特徴です。


ノンアルコールスピリッツの歴史
【徹底比較】ノンアル図鑑から見るノンアルコールビール【2026年版】④

ノンアルコールスピリッツは、ビールやワインと比べると歴史が新しいカテゴリーです。


ノンアルコールビールの起源が1900年代初頭、ノンアルコールワインの脱アルコール技術が1905年に遡るのに対し、現代的なノンアルコールスピリッツが登場したのは2015年頃です。


転換点となったのは、イギリスSeedlipの登場。


イギリス発のSeedlipはボタニカルを蒸留してノンアルコールスピリッツを作るというアプローチで、それまで存在しなかった「スピリッツの代替としての本格的なノンアルコール飲料」というカテゴリーを切り開きました。


日本では2018年末にNEMAが国産初のノンアルコールスピリッツブランドとして登場し、その後、YASO、GINNIEなどが続きました。


世界的には、数多くのブランドが勃興しており、大手酒類メーカーが買収をするまでに至っている。


一方、日本市場では規制面の問題もあり、海外ブランドの参入は遅れており、サントリーが2025年にゼロッパというノンアルコールサワーベースという新しいカテゴリーに挑戦しているものの、市場はまだまだ未成熟の段階です。


ノンアルコールスピリッツの種類

ノンアルコールスピリッツを選ぶ際の最初の手がかりは「どのスピリッツの飲用体験を求めているか」です。代表的なカテゴリーをおさえておきましょう。


  • ジン

ジュニパーベリーを主体としたボタニカルで香りを構成する蒸留酒です。柑橘・ハーブ・スパイスなど使用するボタニカルの組み合わせによって風味が大きく変わります。


  • ウィスキー

大麦・ライ麦・トウモロコシなどの穀物を原料に、木樽で熟成させた蒸留酒です。スモーキーさ・ロースト香・バニラ・キャラメルのようなニュアンスが特徴です。


  • アブサン・ハーブ系

ニガヨモギをはじめとした薬草・野草系のボタニカルを多用したスピリッツです。個性の強い香りと独特の苦みが特徴で、カクテルのアクセントや食前酒として使われます。


他にも、世界的にはラムテイストのものやカンパリテイスト等、ほぼ全ての酒類のノンアルコール版が出ていると言っても過言ではありません。


ノンアルコールスピリッツの製造

ノンアルコールスピリッツの製法は、大きく二つの方法がとられています。


  • インフュージョン製法

水にハーブやスパイスといったボタニカルを漬け込み蒸留することで、濃度の高いフレーバーを抽出する製法です。


目指すべきスピリッツの味わいや香りに合わせて(例えばジンであればジュニパーベリーを中心にといった具合)、ボタニカルを組み合わせることで香りを構築していきます。


ただし、味わいについては、差別化がしづらいため、別途素材を添加する場合もあります。


  • 脱アルコール製法

ジンやラム等を一度製造してから、脱アルコールをするという製法です。


40%にもなるスピリッツを一度作ったのちに脱アルコールをするという、オペレーションコストの高い製法になるため、この製法を用いるメーカーは世界的にもまだ少ないのが現状となっています。


  • アディション製法

香料や添加物等を添加(アディション)することで、味わいや香りを作りだす製法です。


一定量を安定して生産するために用いられることの多い製法で、大手メーカーなど採用する傾向があります。


ノンアルコールスピリッツの価格について

このあと、ノンアルコールスピリッツの個別の商品についてもみていきますが、「ノンアルコールなのにこの価格?」と思われるようなお値段もあるかもしれません。


そんな価格の背景には何があるのでしょうか?


  • 原料の使用量

香気成分や呈味成分と呼ばれる香りや味わいの成分には、大きく水に溶ける性質のものと水には溶けずアルコールに溶ける性質のものが存在します。


またどちらにも溶けるが、比較すると水には溶けづらいものも存在します。


そうするとアルコールと同じ風味を表現するには、ノンアルコールの場合はより多くの原料を使う必要が出てきて、コスト高となってしまうことがしばしば起こります。


また、ノンアルコールに課せられている加熱殺菌の工程で、飛んでしまう香りや味わいの要素を加味してレシピづくりを行うと、やはり原料が多めに必要となってしまうのです。


  • クラフト/小規模メーカー

もう一つの点が、小規模メーカーも数多く参入してきているということです。


大手メーカーと比べたら、一度に造れるのは微々たる量となると、規模の経済が活きづらく、価格が割高に見えてしまうということもあります。

 

しかし、小規模メーカーであればこそ、実験的な取り組みもしやすく、大手メーカーでは乗り出せない大胆な提案ができるという魅力も当然あります。


ノンアルコールスピリッツの一覧

最後に「ノンアルコ図鑑」のノンアルコールスピリッツカテゴリーに基づいて、個々のノンアルコールスピリッツを紹介していきます。


*一部ノンアルコールスピリッツカテゴリー以外も参考にしております。

**オープン価格のものについては、オンラインモールの価格を参考にしております。


  • 小鶴ゼロ

アサヒゼロ

税込価格:260円 

容量:300ml

メーカー:小正醸造株式会社

種類:焼酎テイスト

製法:アディション

度数:0.00%

味わい:ノンアルコールでありながら、鹿児島産黄金千貫の豊かな香りを封じ込め、味わいある芋焼酎テイスト

ノンアル図鑑:小鶴ゼロ

  • ジークフリード ワンダーリーフ ノンアルコールジン

アサヒゼロ

税込価格:3,350円 

容量:500ml

メーカー:合同会社グローバリーグローサリー

種類:ジンテイスト

製法:インフュージョン

度数:0%

味わい:繊細な香りで僅かに甘さを感じる香りとは裏腹に、味わいは酸を強く感じる特徴的なスタイル

ノンアル図鑑:ジークフリード ワンダーリーフ ノンアルコールジン

  • ジニーノンアルコールジン

アサヒゼロ

税込価格:3,200円 

容量:500ml

メーカー:株式会社TSUKURI DESIGN

種類:ジンテイスト

製法:インフュージョン

度数:0.0%

味わい:清涼感。柔らかさを感じるテクスチャーがあり、余韻にスパイスやペトロールの香り

ノンアル図鑑:ジニーノンアルコールジン

  • ジノ/GINO

アサヒゼロ

税込価格:3,300円 

容量:500ml

メーカー:株式会社クリエイターボックス

種類:ジンテイスト

製法:インフュージョン

度数:0%

味わい:ジュニパーベリー特有の爽やかな風味が強く、ライムの香りがアクセント

ノンアル図鑑:ジノ/GINO

  • ゼロッパ

アサヒゼロ

税込価格:400円 

容量:500ml

メーカー:サントリーホールディングス株式会社

種類:サワーテイスト

製法:アディション

度数:0.00%

味わい:お酒のような“複雑な味わい”や“余韻”が感じられる“ベース”

ノンアル図鑑:ゼロッパ

  • ナチュラルジン スパイシー・リッチ

アサヒゼロ

税込価格:3,900円 

容量:375ml

メーカー:株式会社植物蒸留らぼ

種類:ジンテイスト

製法:インフュージョン

度数:0.00%

味わい:落ち着いた香りだが、口に含むと植物的な苦味とペパーミントの清涼感。

  • ナチュラルジン ハーバル・スイート

アサヒゼロ

税込価格:3,900円 

容量:375ml

メーカー:株式会社植物蒸留らぼ

種類:ジンテイスト

製法:インフュージョン

度数:0.00%

味わい:フレッシュハーブの香りと、口に含んだ時の葉のような苦味が特徴

  • ネマ アブサン

アサヒゼロ

税込価格:3,401円 

容量:500ml

メーカー:Bar Nemaja

種類:アブサンテイスト

製法:インフュージョン

度数:0.00%

味わい:様々な野草のような重層的な香り。味わいは水のようだが余韻は長くわずかに苦味と旨味がある。

ノンアル図鑑:ネマ アブサン

  • ネマ ウィスキー

アサヒゼロ

税込価格:3,240円 

容量:500ml

メーカー:Bar Nemaja

種類:ウィスキーテイスト

製法:インフュージョン

度数:0.00%

味わい:ウィスキーのスモーキーさとジンの清涼感があり、口に含むと後半に燻したような香り

ノンアル図鑑:ネマ ウィスキー


  • ネマ オールドトムジン

アサヒゼロ

税込価格:3,401円 

容量:500ml

メーカー:Bar Nemaja

種類:ジンテイスト

製法:インフュージョン

度数:0.00%

味わい:ニッキやシナモンの香りそのままに味わい、ニッキのフレーヴァーが甘さを錯覚させている

  • ネマ スタンダードジン

アサヒゼロ

税込価格:3,200円 

容量:500ml

メーカー:Bar Nemaja

種類:ジンテイスト

製法:インフュージョン

度数:0.00%

味わい:ジュニパーベリーや花、スパイスの香り、苦味を感じる


  • のん 青い楽園

アサヒゼロ

税込価格:3,743円 

容量:500ml

メーカー:TOMO’S CRAFT

種類:ジンテイスト

製法:インフュージョン

度数:0.00%

味わい:ジュニパーベリーと柑橘やハーブのやや甘めの香り。口に含むと柑橘の皮のような苦味

ノンアル図鑑:のん 青い楽園

  • のん 緑の秘境

アサヒゼロ

税込価格:3,743円 

容量:500ml

メーカー:TOMO’S CRAFT

種類:ジンテイスト

製法:インフュージョン

度数:0.00%

味わい:柚子の皮のとシナモンの甘い香りが心地よい。柚子のフレーヴァーと僅かな苦味

ノンアル図鑑:のん 緑の秘境

  • ミアチナ 金木犀

アサヒゼロ

税込価格:5,830円 

容量:500ml

メーカー:幾星 京都蒸溜室

種類:ジンテイスト

製法:インフュージョン

度数:0%

味わい:飲む香水、ワンダーに満ちた自然が放つ風景が1本に詰め込まれています

ノンアル図鑑:ミアチナ 金木犀

  • ミアチナ 傾城

アサヒゼロ

税込価格:4,180円 

容量:500ml

メーカー:幾星 京都蒸溜室

種類:ジンテイスト

製法:インフュージョン

度数:0%

味わい:ラベンダーを中心としたブレンド。フラワリーにパウダーノートな香り。

ノンアル図鑑:ミアチナ 傾城


  • ミアチナ 非時

アサヒゼロ

税込価格:4,180円 

容量:500ml

メーカー:幾星 京都蒸溜室

種類:ジンテイスト

製法:インフュージョン

度数:0%

味わい:日本最古の柑橘といわれる「大和橘」の葉を主にしたブレンド。ペッパーライクなシトラスの香り

ノンアル図鑑:ミアチナ 非時

  • ミアチナ 然仙

アサヒゼロ

税込価格:4,180円 

容量:500ml

メーカー:幾星 京都蒸溜室

種類:ジンテイスト

製法:インフュージョン

度数:0%

味わい:長い年月の間、眠っていた「神代杉」を主にしたブレンド。スパイシー&ウッディーな香り

ノンアル図鑑:ミアチナ 然仙

  • ヤソ ジン ~森の中にあるラベンダー畑~

アサヒゼロ

税込価格:3,348円

容量:500ml

メーカー:(株)越後薬草

種類:ジンテイスト

製法:インフュージョン

度数:0%

味わい:華やかな香りと爽やかながらも重みのある香りが鼻に抜け、落ち着いた印象的なノンアルコールジン。



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