今回はモスコミュールシロップの生みの親にして、栃木県足利市の猫又屋オーナーバーテンダーの新井洋史さんにお話しをうかがいました。
新井さんのこれまで
新井さんは猫又屋先代バーテンダーの父のもとに生まれました。父だけでなく叔父もフレンチシェフという環境で育ち、子供ながらに 手際よくドリンクや料理を作り上げていく二人に憧憬の念を抱きます。
そうして高校を卒業すると子供時代の憧れを実現すべく猫又屋に二代目として就業します。
猫又屋でお酒の持つヒトを繋ぐ力を学ぶ一方、バーテンダーとして本格的な調酒技術を学ぶため、カクテル大会を通じ知り合った全国バーテンダー技能競技大会優勝者である小林清貴氏に師事すべく横浜に通う日々が始まります。
その後小林さんの教えもあり、世界で最も権威のある「BOLS AROUND THE WORLD」で、日本人初となる準優勝を受賞するなど輝かしいキャリアを築き上げていきます。
北岡本店との出会い
そのようにバーテンダーとしてのキャリアを着実に築き上げる中で、酒造メーカーである北岡本店さんと出会います。
そして、北岡本店さんからの依頼もあり、バーテンダー目線で「あればいいな」を形にしたリキュールの開発に携わるようになります。
モスコミュールシロップの誕生
2017年から始まった商品開発の取り組みも着実に実績を出し、2020年にはノンアルコール、ローアルコール、アルコールのどのようなニーズにもこたえられるようなクラフトシロップづくりへ移行します。
その中で誕生したのが、モスコミュールシロップでした。
モスコミュールシロップ誕生の背景は、まだまだジンジャービアが入手しづらい日本において手軽に美味しいモスコミュールを楽しんでもらいたいという新井さんの思いがありました。
もちろん、趣向を凝らした使い方もできますが、基本は1対2(本品1に対して副材料2)の分量を守れば美味しく楽しめるようになっています。
そして、もう一つの魅力がこの1対2の分量であれば、炭酸であれ、お湯であれ、牛乳やさらにはミルクティーであっても美味しくいただけるという、まさに八面六臂の活躍を見せてくれるところです。
足利市と猫又屋
ノンアルコールへの取り組みを考えるにあたって、足利市という土地柄は非常に大きく影響していました。
実は、足利市は代行車数日本一ともいわれる車社会です。そんな土地柄において、ハンドルキーパー向けのノンアルコール提案は20年以上前から欠かせないものでした。
オペレーションを考えたうえで、使いやすく汎用性のあるシロップとしてモスコミュールシロップは誕生しました。
敷居は下げずに間口を広げ
ノンアルコールの取り組みについて、新井さんにうかがうと
「ノンアルコールやローアルコールが消費者の間口を広げてくれることは歓迎すべきことだと思っています、しかし、だからといって敷居や品格まで落とすことのないように同時に気をつけていかなくてはなりません。プロフェッショナルとしてのクオリティを損なうことなく、新たな市場、新たなニーズを広げていければと思っております。」
とお答えいただきました。
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新井洋史HP
YouTubeチャンネル「バーテンダー新井洋史」
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