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【NEMA】日本生まれバラ育ちのノンアルコールジン【北條 智之】

更新日:2023年1月11日



今回は日本初のノンアルコールジンNEMAの生みの親、バーテンダー北條 智之さんにお話しを伺ってきました!


北條さんのこれまで


北條さんのお酒とのファーストコンタクトは、一冊のカクテルブックから始まります。


それは高校時代のスーパーのアルバイトで、たまたまお酒売り場の担当となったために購入したものでしたが、そこに登場するカクテルの持つ色彩美と多様性に心を奪われ、高校卒業後にはすぐにバーテンダーの世界を志すまでに大きな影響を受けました。


四谷三丁目のバーから始まり、以降、東京會館、ホテルグランドパレス、横浜と20年以上経験を積み、2013年に自身のお店となるカクテルバー・ネマニャを立ち上げます。


その間にただバーテンダーとしてお店に立つだけでなく、1988年の映画『カクテル』以降、徐々に人気を博していたフレアバーテンティングの協会の立ち上げなど八面六臂の活躍をなさいます。


蒸留からノンアルコールの世界へ

左が江戸時代の蘭引(ランビキ)、右が蘭引をモデルに作られた純引(ジュンビキ)

そんな日本バー業界の重鎮ともいえる北條さんが、ノンアルコールの世界に入るきっかけとなったのは、懇意にしていた日本アロマセラピー学会座長からのセミナー依頼でした。


当初はお酒という観点からボタニカルの蒸留について話をしていましたが、徐々に芳香蒸留水などについても調べるようになり、実は江戸時代後期から日本にはアロマウォーターの文化があったことを発見します。


当時は、化粧水代わりに使われていたそうですが、蘭引(画像上参照)により製造がなされていました。


アサオカローズとの出会い


2014年当時は、世界的にクラフトジンが爆発的な人気を誇り、当然北條さんもお店で数々のジンを扱ってはいたものの、ノンアルコールの分野でもそのようなことができないかと思案して、ノンアルコールジンの可能性と向き合います。


最初は、お店で実験的に色々なものを作ってはお客様に試飲してもらいという、トライアルアンドエラーを繰り返し、おおよその方向性は見えてきました。


2015年にはノンアルコールジンの蒸留技術と基本レシピは完成します。そして、その技術とレシピは、すでに高品質なローズウォーターを作っていたアサオカローズさんとの出会いによりさらに磨きがかかり、2018年には縁あって外部委託先として契約も結ぶこととなり、ついに商品化がスタートします。


NEMAの誕生


こうしてアルコール度数0.00%、無添加、それでいて実用性のあるNEMAが実現しました。さらに2020年には製造特許も取得し、名実ともに唯一無二のノンアルコールジンが誕生します。


最初のスタンダードジンからスタートし、もともと試作をしていた香りの個性の強いアブサンスタイル、ニッキなどで甘やかさを表現したオールドトムスタイル、モルト、樽材を使いピーティーに仕上げたウィスキースタイルと商品ラインナップも増やしていきました。


NEMAとは


NEMAの造りはそれぞれのボタニカルを個々に蒸留し、自然なものであるがゆえに日々微妙に変わる出来上がりをみて調整し、充填やラベル張りは全て手作業で行われております。


日本が生み、完全無農薬のバラによって完成したノンアルコールジンNEMAをぜひお楽しみください。


バラの芳香漂うスタンダードジンは☞こちらから

個性的な香りを楽しむアブサンは☞こちらから

ほのかな甘みに癒されるオールドトムは☞こちらから

スコッチウイスキーを思わせるウィスキーは☞こちらから



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